凪のお暇3巻のネタバレと感想!ゴンにゾッコン?

何もかも捨てて新しい自分になるんだ!自分を変えたい!

人との出会いの中で知らない世界を発見したり、時には涙を流しながら自分と向き合ったり、おいしい料理を作って周りを笑顔にしたり…

28歳、大島凪の成長を描いた漫画「凪のお暇」の3巻のネタバレをお届けします!

7月からはドラマ化される「凪のお暇」。
その前に…原作の世界をお楽しみください♪

凪のお暇3巻のネタバレ!ゴンにぞっこん?

慎二との過去を忘れたい凪は…ゴンへ恋心を募らせていきます。

博愛主義のゴンと凪はうまくいくのでしょうか!?

以下に凪のお暇3巻のネタバレ込みのあらすじをまとめました。

肩書に惹かれた恋

凪は慎二との過去を振り返っている。
昔、慎二と水族館デートをしたとき…
イワシの光る群れに目を奪われていた凪。
だが群れから外れた一匹のイワシがいた。
そのイワシは列に戻れず逆方向に泳ぎだす。
凪は必死にガラス越しに応援する。

慎二はそのイワシにこんなことを言った。

「何はぐれてんだ、あのイワシ。空気読めよな。他のイワシとぶつかって死ぬんじゃね?」

凪は思った。

空気が読むのが上手い慎二は、イワシの群れに例えると先頭のイワシだ。

だから外れたイワシの気持ちがわからない…。

「もし死んだら私が食べてあげたい」
「イワシなんて貧乏人の食い物じゃん!」
そんなやり取りをしていた2人。

凪は足立事件以来、胸に刺さったブーメランを抜くべく考えている。

足立には偉そうに言ったものの、自分はどうなんだろう。

凪は慎二のどこが好きだったのか…思い出せない。

肩書でしか見ていなかったのか!?

凪はふと気づく。

「営業部のエース、出世頭、みんなに愛されている我聞慎二」

これが慎二の肩書だ。

そんな慎二に髪を褒められて舞い上がった凪。

モラハラまがいの仕打に耐えられたのは、慎二のことが好きだからではなく、肩書に惚れていたから!?

凪は気分転換に外へ。

凪はなぜ慎二にこだわっていたのか…それは慎二の大きな実家にあった。

モデルルームのような慎二の家を始めて訪問した凪。

美しい母、ハンサムな父が優しく迎えてくれた。

テーブルの上には白金で有名なキッシュやブレッドなど…豪華な食べ物がずらり。

家族仲よしで凪がほしかったものばかり。

凪は圧倒された。

だが違和感もあった。慎二が実家にいるのに余所行きの態度をとっていたからだ。

「この波に乗れば私も表面上は理想的なおうちの一員になれる?美しいイワシの群れの一員に?100点満点?誰が見ても?あの人が見ても?あの人って?」

凪の言うあの人とは誰…?

慎二は久しぶりに実家へ。

実家なのに…玄関に入る前深呼吸する。

「慎一が帰ったのかと思ったわ」

母はそう言って慎二を出迎える。

慎一とは慎二の兄らしい。

どうやら慎二の家はいろいろと問題があるようで…

ハンサムで優しそうな公務員の父は、外に愛人が4人と子供がいる。

キレイで少し天然な専業主婦の母は、整形依存症。

兄の慎一は、家を出ている。

第三者がくると理想の家族ショーを始める我聞家。

慎二は凪との水族館デートの際、同じ方向に一斉に泳ぎ回るイワシは自分の家族のようだと思った。

「あの時キモイと思った、鳥肌が立った、自分たちを見ているようで気分が悪くなった」
「だから群れから外れて逆方向に泳ぎだした一匹のイワシを見て、畏怖、憧れ、懸念を抱いた」

空気よめよな、これは慎二の本心ではなかった。

慎二はあの時の凪を思い出す。

「イワシはおいしいよ、焼いてもフリッターでもピカタでも!」とむきになって慎二に言った。そんな凪を心から可愛いと思っていた慎二。

慎二の母親は料理をしない。魚を捌くなんてもちろんない。

慎二は母が用意したデリのお弁当を食べながらつぶやいた。

「作ってもらえばよかったな…」

誰も知らない慎二の実家の秘密だ。

一方凪は…魚屋でイワシを大量に購入。

ゴンとうららにおすそ分けすることに。

料理を手伝ううららに優しく魚の捌き方を教える凪。

割り箸をイワシの口から入れてぐるっと回すと…エラやわたがとれる。

「あっという間にお腹の中キレイ!」

喜ぶうららを見ながら凪は思った。

「私の真っ黒なハラワタもこんな風に洗い流せたらいいのに」

凪は誰かに乗っかって泳ごうという打算的な考えがあったのに、それを見ないふりをしていた自分に幻滅している。

「凪ちゃん、たまに怖い目をするよね」

ゴンは魚の目を指さして言う。

つまり凪の目は死んだ魚のような目…?

凪はイワシを衣にくぐらせてフリッターに。

ゴンとうららは段ボールのテーブルを囲み美味しそうに舌鼓。

そこに凪に電話が…画面を見て後で折り返すという凪。

電話の相手は凪の母だった。

凪はまたあの目、死んだ魚の目をしている…ゴンは気づいた。

脱!死んだ魚の目!

凪の母は北海道のトウモロコシ農園で働いている。

凪がほしかったサラサラストレートの母。

細身の体、大きな胸、きれいな顔立ちは母子そっくり。

凪の母は何度かけても娘が出ないことを心配している。

農園で働く他の仲間たちは、代わりに自分たちが凪に電話すると意気込む。

知らない番号からのしつこい電話に凪は仕方なく出る。

「凪、どうしてお母さんの電話に出ないの?」

押し返しをしない凪に母は少し怒っている。

「身なりちゃんとしてる?あのみっともない頭で外に出たりしてないわよね?」
「まさか」
凪はドキドキしながら嘘をつく。

凪は母が望む通りの返答をしなければならない。

(家族の前で演技をするのは、慎二と凪の共通点だ)

母はおしゃべりが止まらない。

いとこの黒沢優が結婚すること、相手は学生のころから付き合っていた銀行員であること、まだ結婚していない凪のことを親戚から心配されムカついたことなど。

「凪、地元の人にいま仕事をしていないことを言わないようにね。何を言われるかわからないから」

凪は苦痛でしかなかった。

母は自分が思っていることを誰かがいったように伝えてくる。

最後は「お母さんだけは信じてるからね」という常套句にもうんざりだ。

凪はずっと母の目を意識して生きてきた。

北国駅発東京駅行、仕事駅通過、安定駅通過、終着駅は「ちゃんと」した人と「ちゃんと」結婚駅。

そしてその母が年明け上京するという。

1月14日の黒沢優の結婚式のあと、凪の家によるというではないか!

焦る凪…この部屋、この姿を見られたら北の国に強制送還される!

年明けまであと三か月!

そして母からトウモロコシが届く。

(母は凪がトウモロコシを好物だと思っているらしい)

そこへゴンが凪に借りていたお皿を帰しにくる。

ゴンにおすそわけすることにした凪は、とうもろこしを皮ごと茹でる。

実は凪はトウモロコシが苦手。

缶詰のトウモロコシはいいが、一皮むいたらびっしり身が並んでいる原形は苦手なのだ。

凪は幼い頃を思い出していた。

凪がトウモロコシを食べれずにいると…母は凪の目の前でトウモロコシを捨てた。

「可愛そうなトウモロコシ、お母さんやみんなが一生懸命作ったのに。凪のせいで死んじゃった」

凪の母は罪悪感を持たせる叱り方をしていた。

「あの人のああいうところが…」
凪が心の中で思っていると…

「相当キライなんだね」

ゴンに言われ、母のことかと思った凪は母のことを話しだす。

「子供のころはわからなかったけど、大人になったらわかる。父が蒸発して女手一つで娘を育てる気苦労とか。私も不器用な子供で、手がかかっただろうなとか」

だがゴンが言ったのはトウモロコシの話だった。

勘のいいゴンは言う。

「嫌いなことを口に出して自覚すると楽になることはあると思う」

自分は悪者にならないよう細工するところ
家出は標準語で話すところ
外ではいいひとぶるところ
口やかましいところ
「キライ」
母のことをキライだと口に出した凪。
目に光が宿っている。
もう死んだ魚の目ではない。
口に出して自覚したことで軽くなった凪。

ゴンは母が来ることを察知し凪を応援することに。

「この数か月で鋭気を養って凪ちゃんなりの闘い方身に着けて挑まないとね」

凪はゴンの魅力に引き込まれていく。

「ゴンさんは物事を前向きに昇華してくれる力がある」

ゴンに元気をもらい、凪は苦手だったトウモロコシをもりもり食べる。

もったいないし、栄養をとらなくちゃと言いながら…。

「やっぱ凪ちゃんって面白いね」

ゴンは凪の口元についた粒をとりながら言う。

「凪ちゃんってホント可愛いね」

そしてゴンの顔が凪に近づいていく…。

ゴンの領域へ

あと少しで唇が重なりそうなゴンと凪…

凪はゴンの口元を手で覆う。

「もー、からかわないでくださいってばゴンさん!」

「あんまり何度もこういうことされると本気にしちゃうじゃないですかー!」

「本気にしていいのに」

ゴンは少し寂しそうに言った。

そして友達のイベントに顔を出す約束があるといって出ていくゴン。

「いつもごちそうになってばかりだから、今度おもてなしさせて。うちにも遊びにきてよ」

という言葉を残して。

凪はとうもろこしの根元に割り箸を押し込んで粒をバラバラにしていく。

明日はこれを使って、ツナ缶、お出汁で土鍋炊き込みご飯にしよう!

食材を無駄にしない節約凪。

凪はその夜寝付けなかった。

ゴンが近づけば近づくほど動悸がひどくなる凪だった。

翌日、とうもろこしの炊き込みご飯をおにぎりにして一人ピクニックへ。

凪はゴンとの缶詰BBQを思い出していた。

凪は脱線事故が怖くていつもブレーキがかかる。

もしゴンとキスしてしまうとお母さんから叩き込まれた「ちゃんと」経由路線を外れてしまうから。

いや違う、私が怖くて踏み込めなかった、こんな自分はクソだ。

ゴンさんの自由なところに惹かれていたくせに…。

その夜、凪は思い切ってゴンの部屋へ遊びに行くことに。もちろん脱線覚悟で。

ゴンは驚きつつもゆるく凪を迎える。

「おいでー」

いよいよ凪はゴンの領域に踏み入れることに。

ゴンの部屋はまるで一つの小宇宙。

凪が見たことのない本やCDがところせましと並んでいる。

それに凪の憧れのハンモックも!

凪はハンモックに座り揺られて感動する。

ハンモックはまるでゴンのようだ。

ゴンはハイボールのチョコミントアイス乗せで凪をもてなす。

ゴンは今あるもので極上のものを器用に作り出す魔法使いだ。

(料理上手はゴンと凪の共通点)

おいしくて絶賛する凪。

素直に喜ぶ凪を見てゴンは言う。

「夢みたいだな、ずっと凪ちゃんと酒飲んでみたかった。だからすっげー嬉しい」

空き缶でキャンドルホルダーを作ったゴン。

「凪ちゃんといると実際すげー楽しい」

嬉しくてたまらない凪。

ぺろりと飲んでしまう凪。実はお酒がかなり強い。

慎二の前では飲めないふりをしていた。慎二が喜ぶからだ。

「小癪な女ですよね、最近つねにほっぺたひっぱたくなります」

ハンモックに座る凪の隣に腰かけるゴン。

「ちょっと自分に厳しすぎるんじゃないかな。もっと力抜いてイイと思うよ。このキャンドルの灯みたくゆらゆらって。せっかくのお暇なんだしさ」

凪の欲しい言葉ばかりくれるゴン。

凪は無重力になりゴンを受け入れる…。

凪はゴンの温もりに包まれて夢心地。

今まで味わったことのない気持ちよさに身も心も奪われてしまう。

ゴンの背中のぬくもりを感じている凪。

だがゴンは、事後にもかかわらず、背中越しでゲームをしている。

ゴンはまったく悪びれずにゲームを楽しんでいる。目が点になる凪…。

そしてゴンはシャワーへ。

ピロートークを期待してた凪だがわらって流す。

そしてゴンの背中についていた髪の毛をとろうと触ると…さっきまで温かかった背中はもう冷たかった…。

凪は少しだけ違和感を持ったが…持たないふりをした。

その頃慎二は…後輩と駅のホームに。

風で飛ばされてきた汚いレジ袋を素手でごみ箱に入れる慎二。

「昔からみてらんねーんだよ。ああいう状態のレジ袋。なんか不憫じゃね?」

「慈悲の人スか」

後輩は感心しきり。

ゴミはごみ箱に。慎二の良いところだ。

ゴンに恋しちゃってる

ゴンと一線を越えて以来、毎日のように日の当たらないゴンの部屋に入り浸る凪。

だらだらと流れるつけっぱなしのテレビのように、ただれた日々を過ごす。

とにかくゴンは自由だ。

凪を見つめ「今日も可愛いね」と甘い言葉をささやいたかと思えば、今から友達がくると言い、裸の凪を慌てさせる。

ゴンの元を訪れる男友達とダンサーのエリィ。

エリィは凪をみて女の勘が働いたようだ。

凪は一人になりモヤモヤする。「私たちの関係は一体何なんですか?」と聞けないからだ。

凪の話を聞いた坂本は大興奮!
男と女の関係に興味津々だ。

凪は関係を聞けないことで悩んでいる。

「今さらこんなことを聞くのは野暮ではないか、フィンガーボウルが一体何なのか改めて聞けない感じに似ている」

「もしそれを聞いたら幸せな時間が壊れてしまうのではないか」

凪は苦しみの中にいる。

「しちゃってるんですね、恋」

坂本は勉強ばかりしてきたため恋愛のアドバイスができない。

そのかわりに恋の参考書として少女漫画を貸すことに。

凪は次第に少女漫画にはまっていく。

だが凪が知りたいのは付き合うまでのプロセスではなく付き合ってからの向こう側。

「早まったかな、段階踏まずにこんなことになって」

「あの慎二とですら一応段階踏んで始まったな」

凪は忘年会の帰りを回想する。

慎二と同じ電車で帰ることになった凪。

「我聞君の締めのスピーチ素敵だったよ。いきなり話をふられてもあんなふうに堂々と話せるなんてすごいね」

凪は慎二を尊敬して褒める。

「ああいうのは何パターンかテンプレがあるんだよ。その時の空気に合わせて時事ネタとか織り込んでそれっぽく応用してるだけ」

慎二は軽やかに答える。

「それがすごいよ。私なんてお酌したらいらないって言われるんじゃないか、しなかったら気が利かないって思わるんじゃないかと思ったら結局固まってしまう」

凪は一生懸命悩みを打ち明けるが…

「ごめん、ちょっとオレわかんねーわ、そーいうの」

慎二は軽く流す。

そして2人の共通の駅の三軒茶屋が近づくと…

「じゃー俺ら付き合っちゃう?家も近所っぽいしちょうどイイかな」

半ば強引にスタートさせた慎二。

「私たちは付き合っている」この指定事項があったから、凪は耐えられたし乗り越えられた。

凪は気づいたらゴンのことばかり考えるように。

「さっきまで一緒にいたのにもう会いたいなんてこんな自分が怖い」

結局朝まで少女漫画を読んでいた凪。

するとゴンの雪駄の足音が…

凪は急いで身支度を整えゴミ袋を片手に出る。

(ゴミ出しに行くという理由をつけて、ばったり会ったという流れにしたい凪)

「おはよ、凪ちゃん」

ゴンの顔を見ると漫画の影響もあり胸がより高まる凪。

2人はごみ出しの後、お散歩デートすることに。

コンビニコーヒー片手にゴンは午前中から空いている駄菓子屋へ。

凪の知らない世界を教えてくれるゴン。

「駄菓子屋の前のベンチが絶好のコーヒースポットなの」

凪はうまい棒をどっさり買い、ゴンに驚かれる。

凪は幼い頃自由にお菓子を食べられなかったため、その反動が来ているようだ。

ゴンはキャラメルとミルキーを買う。

それを口に含みコーヒーを飲むとイケるという。

スタバもびっくりな即席コーヒーアレンジに感動する凪。

凪はゴンの隣にいると、モヤモヤが一層されていくのを感じる。

そして凪は段階ばかりにこだわってばかりで、大事なことを伝えていなかったことに気付く。

「ゴンさん、あの、わ、私…ゴンさんのことが好きです」

勇気を振り絞って告白。
「うん、オレも凪ちゃん大好き!」
満面の笑みで答えるゴン。
凪もひまわりのような笑顔になる。

だが…次第に不安になる凪。

「で?それで終わり!?ここでもっと踏み込まなきゃいけないの?じゃあ私たち付き合ってるってことでいいんですよねって?」

「そんなの言えない!フィンガーボウルは手を洗う水ってことでいいんですよね?に匹敵するくらい野暮な質問!」
凪は悶々とする。

するとゴンはポケットから何か取り出す。

「ずっと渡さなきゃって思ってたんだ、オレの部屋の鍵」

キラキラ光る合鍵に凪は驚きつつも躊躇する。

「だってオレと凪ちゃんの仲じゃない」

凪の中で何かが弾けた。

「もう私たちそういう仲って信じていいんですよね!?」凪は心の中で一人確信する。

早速凪はゴンの部屋でご飯を作ることに。

「イベント早めに切り上げられると思うから」
「待ってます!」

凪はクリーム煮とトマト煮のロールキャベツを作って待っていると…

カギをガチャガチャする音が。

ゴンかと思いきや…入ってきたのはゴンの友達のエリィ!

「ゴンじゃなくてゴメンね。レコード回収したらすぐ出るから」

「もしかしてゴン待ち?深夜のDJタイム代打で回すことになったから、朝まで帰らないよ」

エリィは両手でカギを握りしめている凪を見て続ける。

「もう渡されちゃったか、それ」

「知らないとアレだから言っとくけどあいつ誰にでも渡すからね。老若男女問わずガバガバだから」

「前にも言ったよね、あいつ人との距離感がおかしいから勘違いしちゃダメだよって」

「約束スッポかすとかデフォだし。まじクソだよ、あいつ」

「えー!?」

エリィの言葉に、大混乱の凪だった…

ゴンはくそ?王子?

「私の知らないゴンさんのこともっと知りたい!」

凪はエリィを引き留めて話をきくことに。

エリィは凪のロールキャベツを絶賛しながらゴンがいかにクソかという話へ。

「あいつ優しいでしょ。一緒にいるとめちゃめちゃもてなしてその時一番ほしい言葉をくれるでしょ」

「あれ誰にでもああだからね。すぐ誰にでも鍵わたしちゃうのがその証拠。心の底から誰でもウェルカムなの」

「あいつの言う面白い、可愛いも真に受けちゃだめ。誰にでも無料で届くDMのクーポンみたいなもの」

「でも思わせぶりなことして搾取してやろうとかの悪意はない。そこがクソ」

「あいつはただひたすらに“目の前の人に誠実”なだけ。つまり“目の前にいない人には不誠実”ってこと」

「そんなゴンにやられて横たわる老若男女の屍を称して“モーゼの海割”という通り名がついてる」

「加えてエッチがクソうまい。そこがあいつのこわいとこ」

凪はエリィがゴンの元カノということがわかった。

「マジ思い出したくない、黒歴史通り越したドブ歴史だから!」

エリィはゴンと関わりダメになっていく人たちを見て正気に戻ったという。

「うまくやっていくコツは適度な距離をもつこと、用法用量守らなきゃダメ。依存したら終わりだよ」

凪は「依存」という言葉が刺さった。

ゴンと関係を持って以来、焦燥感がひどい。

「ゴンさんはエリィさんとも付き合ってた」

「約束反故されちゃうの?」

「私バカみたいじゃない?」

凪はマイナス思考と睡魔とともに奈落の底へ…

翌朝目が覚めるとゴンが。

「DJの代打断れなくてごめん、でも帰ったら可愛い顔して凪ちゃんねててうまいメシがあって、ご褒美感ハンパなかった」

ゴンの言葉で、凪の中から悲しみや疑い、不安が消えていく。

ゴンを前にするとすべてが許せる。

エリィに忠告されたのに…。

そして凪はゴンのイベントに顔を出すように。

レコードを回すゴンは超カッコイイ!

「何してるかわからないけどカッコイイ!」

凪はゴンに夢中だ。どんどんのめりこんでいく。

そしてゴンの友達も凪を優しく受け入れてくれる。

凪はイベントに来る人は怖い人だと思ってたが…そうではないことに気付く。

「このゆるっとした空気はゴンさんが作ってるんだな。ゴンさんは空気清浄機みたい」

凪はゴンといるとおいしくて楽しい空気が吸えることに気付く。

慎二とは感じなかった幸せだ。

だが凪はどんなに楽しくても終電に間に合うように帰る。

そんな凪をゴンはみんなの前でぎゅーっと抱きしめる。

凪は多幸感で幸せの絶頂に!
でも…その幸せは5秒ともたない。
独り電車の中で悶々とする。

「朝までいるべきだったかな、でもエリィさんとあったら忠告してもらった手前後ろめたいし」

「交通費もバカにならない!貯金残高カツカツなのに何やってるんだろう」

「あの優しい人たちも私が帰ったあと、文句言ってるんじゃないか」

「なんでゴンさんのイベントは女の子が多いの?ゴンさん狙い?話すときの距離近いし…」

「もしかして今頃誰かと…」

凪は日に日にひどくなる被害妄想、幻覚幻聴に悩まされるように。

「エリィさんの用法用量守れてないのかな、オーバードーズ!?」

凪は朝まで眠れなかった。こんな日が続いている。

「このままじゃだめだ!」

凪は顔を洗い、現実を見て生活を立て直そうと気合を入れる。

「今日は八百屋、図書館、預金通帳記帳して…」

だがドアを開けるとバイクに乗ったゴンが。

友達から借りたバイクでドライブに行こうというゴン。

凪は一瞬にして計画が吹っ飛びゴンの後ろにとび乗る。

そんな2人を見ていたうらら、うらら母、おばあさん。

「青春ですね」
「青春だわ」
温かく見守っていた。

高速を飛ばして向かった先は…海!
凪はまたまた大興奮!
公園から海を見渡せる絶景のデートスポット。

「凪ちゃんが元気出たみたいでほっとした。イベントの帰り際、一瞬ちょっとくらい顔してたきがしてずっと気になってて」

ゴンは凪の多幸感が切れかかる瞬間を見逃さなかった。

凪は自分をちゃんと見てくれているゴンにますます骨抜きにされる。

エリィの忠告がもはやどうでもよくなっていた。

「目の前にいる人に誠実ならそれでよくない?」
「ゴンさんはまるで王子様だ」
「ゴンさんといると吸えるこの空気が大好き」
「ずっとおいしい空気を吸っていたい」
「だったら…」
「ゴンさんと会えない時、ぐるぐる考えちゃう弱い自分を掌握しなくちゃ」

凪は強くなろうと決意。

帰宅すると…

ぴちぴちで可愛らしい女性がゴンを待っていた。

どうやらゴンはその女性と会う約束を忘れていたようだ。

「紹介するね、美大生のモルちゃん、めちゃくちゃグっとくる絵を描くんだよー」

凪はモルの若さがまぶしい。

凪はなんとなく気づいていた。

自分にとっての王子さまは他の誰かにとっても王子様。

そしてそれが想像を絶するほど辛いということに。

「でも見なければないものと一緒、だから見ない」

凪は目を閉じた。

エリィは凪にもうひとつ大事なことを言うのを忘れていた。

「ゴンはメンヘラ製造機」であることを…。

メンヘラ化した凪

ある大雨の日曜日。

慎二は凪に会うために電車に乗っている。

片道一時間以上、都落ちした元カノに会いに行くなんて、デメリットだらけの案件なのに…慎二はどうしても割り切れない。
自分でも引いている。

凪はゴンのイベントに行くようになり昼夜逆転した生活に。

ゴンと会えない時間に襲ってくる被害妄想対策として、耳栓をしてとにかく寝ることを学んだ凪。

玄関では慎二が何度も何度もインターホンを鳴らすが…凪は気づかない。

「クソ女ぁ!この俺がせっかくこの大雨の中、はるばる来たっつのに!」

するとうららが…。

「こんにちは、凪ちゃんの元カレさん。凪ちゃんはいてもいなくても出てこないよ」

元カレさんと言われカチンときた慎二。

「我聞慎二でーす!どういうことかな?」

うららは、お昼にピンポンしても出ないが夜には出歩いていること、最近全然遊んでくれないこと、あの人と「青春」するようになっておかしくなったことを話す。

あの人とは…ゆるーっとしたゴン。

「凪ちゃんの元カレくん!」

ゴンは雨に濡れた慎二を部屋に入れることに。

「最近あいつとつるんでるでしょ?凪と2人で青春してるってうららちゃんが」

「確かに最近ちょいちょいかまってもらってるけど、青春か!いいねそれ爽やかで。でもオレら心配するような仲じゃないから安心して」

プライドが高い慎二は言い返す。

「心配じゃなくて…おれらもう一切そうゆうんじゃないんで!ご心配なくっつうか元から…」

慎二に近づくゴン。

「我聞君かわいいね」

まるで見透かしているかのように言った。

慎二は距離が近いゴンにぞわぞわする。

そして2人はPS1のゲームで勝負することに。

ゴンは性格同様にゲームもするーっといいコースを取りに来る。

慎二もかなりの腕前だ。

慎二はゲーム禁止の家だったため、友達の家でしていたこと。

ゴンは女姉妹に挟まれて買ってもらえなかったことなどを話す。

聞き上手なゴンにつられて慎二はつい口走ってしまう。

「アニキが受験失敗して母ちゃんがヒスって…」

慎二はハッとしてやめる。

慎二はゴンの不思議な魔力に気付く。

「空気読むという概念が皆無のレアキャラ」

「誰にでも平等なマイナスイオン的ポジション」

「生きているだけで貴重な国産天然うなぎ」

「気遣いできる優しさとヌルっと聞き上手」

「こんな男が隣に住んでたら確実に落ちる!」

慎二が下した結論だった。

ゴンは出かける時間になり、部屋の鍵を慎二に預ける。凪が帰るまでここで待っていていいという。

「まさかと思うけど、部屋に上がり込んで無理強いしちゃだめだよ。

壁も天井も薄いからセキュリティもばっちりだからね」
何かあったらうらら、おばあさんが通報するらしい。

ゴンのカジュアルさに押される慎二。

いつもは人を振り回す慎二だがゴンには勝てない。

そして慎二はふとんにたくさんの縮れ毛が落ちているのを発見する。

それは紛れもなく凪の髪の毛だ。

凪とゴンは深い関係だと確信した慎二。

心配するような仲じゃないと否定したゴンに怒りがわく慎二。

結局凪に会わないまま、大雨の中、慎二は帰ることに…

偶然コンビニで凪を見かけるが、凪は怖いと言って逃げる!

「今日お前の隣の男の家に上がったぞ!」

慎二がそう叫ぶとやっと止まった凪。

「ゴンさんいたの?!今日は帰らないっていったのに!耳栓してたから!やっと会えたかもしれないのに私のバカ!」
慌てふためく凪。

「マジなのか、隣の男とつるむようになってお前が変になったって話は」

「心外だよ、私はこんなに健やかなのに」

慎二は説教する!

「節約魔のお前がコンビニでこんなに散財ありえねぇ!」

「加えて磨きをかけてそのブスぷり!どうせ奴に振り回されて自棄な生活送ってんだろ!」

凪は肌荒れ、やつれ、血行不良、クマの散々な容姿になっていた。

「お前も見ただろ、洗面台の大量の化粧品。ドラッグストアかよ!いいのかよ、他にも何人も女がいるような男で!」

凪はマインドコントロールされているような目で言う。

「2人でいるときは幸せだからいい、むしろゴンさんのような人はみんなでシェアすべき。分け合えば仲良し」

「寒」

軽蔑したように言う慎二。

「寒くてもいいよ、ブスって言われてもいいよ。ゴンさんは可愛いって言ってくれる。自由にやらせてよ。せっかくのお暇なんだしさ」

「お前さぁ、マジでスベってんなよ」

身も心も篭絡され、変わり果てた元カノの姿を前にした慎二。

大雨の中、たたずむ2人。
慎二の中でも雨が降り続けた…。

凪のお暇3巻の感想!慎二のインビジブルレイン?

ゴンは薬物なみに中毒性のある人物ということがわかった凪のお暇3巻。

以下に凪のお暇3巻の感想を自由にまとめました。

慎二のインビジブルレイン

ずっと慎二は心の中で泣いてきた人物。

家庭環境が複雑で、孤独を抱えてきた慎二。

でも外ではいつも明るく振舞い、空気を読んでそつなくこなし、いろんなひとから愛されてきました。

でもずっと“インビジブルレイン”、見えない雨、つまりは心の中で涙を流し続けてきた。

誰かの前で泣けない、泣けるとしたらホステスの前だけ。

自分の弱みを見せられない慎二。

凪が大好きなのに歪んだ愛し方しかできない慎二。

今回初めて“ビジブルレイン”、見える雨、目から涙を流した慎二。

心底、凪を愛しているからこその涙。

ゴン中毒になっている凪。洗脳を解けるのは、慎二しかいない。

慎二の素直な愛が凪を正気に戻すことができるかも。

慎二にとって凪は女神そのもの…

これから慎二は凪のために何ができるのか、何をするのか、そして男になっていくのか…とても気になります。

凪のお暇3巻のネタバレと感想まとめ

凪のお暇3巻のネタバレはこちら!の記事はいかがでしたでしょうか。

博愛主義の王子様ゴンはあれがデフォだから怖いですね…純粋な凪は深淵の中。

早く規則正しい生活を送る凪に戻ってほしいです♪

以上、凪のお暇3巻のネタバレはこちら!の記事をお届けしました。

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